卒業生の活躍
関口陽子
プロフィール
人生の半分を富士山に捧げる、富士山写真家。
富士山登頂をきっかけに富士山が大好きになるも、 21 歳のとき足の病気で手術を受け、登山ができない体になる。
その後 2014 年にフォトコミュニケーション協会でカメラを学び、富士山の撮影を始める。
写真を通して、今まで知らなかった富士山にたくさん出会うことができた。
夜明けの空と朝陽に染まる富士山が大好きで、その一瞬のために毎週富士山に通っている。
受賞歴
第 3 回富士モールフォトコンテスト「忍野村賞」受賞
インタビュー 〜気がつかされた「好き」の力 富士山からのギフト〜
渕上真由(以下、渕上)
こんにちは。10月のマンスリーフォトカレッジ「富士山の魅力と撮影方法を学ぼう」は好評でしたね。
おつかれさまです。
関口陽子(以下、関口)
ありがとうございます。嬉しいです!
好きなことを全力で語っていいって、とーっても気持ちがいいですね!笑
渕上
そう言ってもらえて嬉しいです。
今回、私が一番感じたのは、「好きなことを追求している人って、なんて綺麗なんだろう」ってことでした。
目がキラキラ輝いていて、そのワクワクがこっちまで伝わってきて、みなさん、富士山と陽子さんに魅せられていました。
陽子さんにとって、富士山はどういう存在ですか?
関口
私にとって富士山は「自分を守ってくれる存在」です。
富士山はとても大きくて、その場に立ったとき「自分は、ちっぽけな存在だな。そんなちっぽけな自分の悩みなんて、すごく小さいな」って感じたのです。
実は、以前大病を患い、手術をすることになりました。
病気のことも手術のことも、不安でいっぱいでしたが、手術の日が、富士山に初めて登った日と同じ日だったので、「ああ、この日なら大丈夫」って感じました。
手術の前に富士山に「これから手術です」と報告しに行きました。
それまでは「富士山に会いに来るのはもう最後かもしれない」という絶望の思いでしたが、富士山の前に立ったとき「またここに帰ってこよう」という希望が湧いてきたんです。
好きなものを「また感じたい」「また来たい」という強い思いがあったから、治療も頑張れたんです。
私は、富士山の存在そのものに助けられました。
渕上
だから、陽子さんの富士山の写真から、力強く、生命力を感じるのでしょうね。
関口
一度諦めたことが今できている…それが本当に嬉しいんです!!
だから、私にとって小さなことが感動です。
病気で価値観、人生観が変わったんですね、良くも悪くも。
大変だったけれど、今となっては、良かったかなと思います。
渕上
いや、良く「した」んですよね。自分の力で。
関口
はい。富士山という存在に助けられながら。
写真を撮ろうとは思っていなかった
渕上
写真を始めたきっかけは?
関口
私、全然写真に興味なくて。
渕上
え!?(動揺)
関口
本当は真由さんの「ブランディングセミナー」に行きたかったのですが、もうやってなくて。その時「こんなのあるよ」と紹介されて、とりあえずスクールに入りました。
なんでカメラをしているのか、自分でもわからなくて…。
渕上
でも、なにかに心のアンテナが反応したんだろうね?
関口
「渕上真由」に興味があっただけなんですよ、私。
ベーシックコースの間、カメラを触らずに、真由さんを見てました。笑
渕上
ええええ!?そうだったの!!
関口
一年ほどフォトコミュから離れていた時期もありました。
一度離れると、マンスリーフォトカレッジとかも、なかなか行きにくくて。
渕上
そうだよね。もっと気軽にみんなが集まりやすい環境を作りたくて。
写真仲間と繋がれて、楽しい学びの場を目指してるんです。
関口
そんな私を連れ戻してくれたのも、フォトコミュのメンバーでした。
純粋に写真が好きな人たちと一緒に撮りに行ったりして、
やっぱりここの人たちって気持ちがいいなって感じました。
渕上
そう、「フォトコミュニケーション」って言葉に反応するような人たちだから、みんな優しいよね。
ウチの自慢です。
関口
それに、みんな本当に個性的ですよね。笑
いろんな表情の富士山に会いたくて
渕上
今後の目標は?
関口
富士山が好き!の自己満足の写真から、たくさんの人に見てもらいたい!になっているので、今は認知度を上げたいです。
本格的に撮り始めて、まだまだだなと凹む反面、少し手応えがあり、賞を取ったり、東京カメラ部でシェアしてもらえてきています。
渕上
すごいね!!順調だと思う!!
関口
今は、もっと撮りたい!って気持ちがいっぱいです。
週末に通うスタイルだから、まだ撮れていない写真がいっぱいあります。
富士山のいろんな顔を撮りたいです。
何年もかけて撮りためていこうと思っています。
渕上
読んでいるフォトコミュの方たちにメッセージをお願いします。
関口
「好き」を追求してください!好きがわからなかったら、なんでも撮ってみて、その中から探したらいいと思います。
私には「好きなもの」があったおかげで、救われました。支えられました。本当にありがたいことです。
そして、写真で人生が変わりました。ありがとうございます!
渕上
こちらこそ、「好き」という純粋な想いに触れられて刺激を受けました。
私も「好き」をもっともっと楽しみたいと思います。